top of page
1777045364398.png

1970(昭和45)年
新春チャンピオンシリーズ

このシリーズの主役として来日したのは、“黒い魔人”ボボ・ブラジル。異母弟のハンク・ジェームスを伴い、日本のリングに再びその威容を現した。

しかし、その存在感とは裏腹に、結果はあまりにも厳しいものだった。
1月5日に大阪で、ジャイアント馬場&アントニオ猪木の“BI砲”が保持するインター・タッグ王座に挑戦するも、まさかのストレート負け。

 

王者組の完成度の前に、反撃の糸口すら掴めなかった。試合後、怒りを爆発させたブラジルは、控室で弟にココバットを見舞うという衝撃的な行動に出る。

DSC08488.JPG

ブラジルは、巻き返しを期してパートナーをデール・ルイスへと変更し再挑戦するが、今度は猪木が予告していた“卍固め”に捕まり、再び敗北。流れを変えることはできなかった。

 

さらにブラジルは、ジン・アンダーソンと組んでアジア・タッグ王座に挑み、続いてジャイアント馬場のインターナショナル王座にも挑戦するが、いずれも王座には届かず。シリーズを通じて、かつての絶対的な強さを示すことはできなかった。そしてこのシリーズは、アントニオ猪木との最後の対戦の場ともなった。
 

 “黒い魔人”の栄光に陰りが見えたこのシリーズは、プロレスの世界における非情な現実と、時代の移り変わりを強く印象づけるものとなった。

bottom of page