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1970(昭和45)年
第12回ワールド大リーグ戦

前年の熱狂と比べるとやや落ち着いた空気の中で幕を開けた第12回ワールド大リーグ戦だが、そのリング上では確かな実力と個性がぶつかり合っていた。

 

決勝に進んだのは、日本のエース・ジャイアント馬場と、怪力無双の巨漢ドン・レオ・ジョナサン。両者の対決は予想通りの展開となり、最後は馬場が貫禄を見せつけて勝利。これで大会4度目の優勝を飾り、絶対王者としての地位を改めて確固たるものにした。

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一方で、この大会ならではの“異彩”も存在した。クリス・マルコフは、キッチン・シンクとダイビング・ニー・ドロップという限られた武器ながら、リーグ戦では不思議な輝きを放つ存在として観客の記憶に刻まれる。

 

また、新顔のザ・コンビクトも序盤は話題をさらったが、日本人トップ選手との対戦で実力差が露呈。大阪では坂口征二のスリーパー・ホールドに屈し、完敗を喫するなど、その勢いは長くは続かなかった。

 

そして、今大会最大級のインパクトを残したのは、アントニオ猪木であった。松本大会で実現したドン・レオ・ジョナサンとの対決で、猪木はジャイアント・スイングで実に13回転も振り回されるという壮絶な展開に追い込まれる。それでも最後は逆転のブレーン・バスターで完勝。

逆境を跳ね返すその姿は、エース馬場とは異なる“もう一人の主役”の存在感を強烈に印象づけた。

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