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1972(昭和47)年
ニューゴールデンシリーズ

これらデザインが異なる2枚のポスターは、同じシリーズの大分での2大会のものである。

1972年、新日本プロレス黎明期――団体の命運を握る“切り札”として繰り返し組まれたのが、アントニオ猪木と“プロレスの神様”カール・ゴッチの対決であった。

3月6日、東京・大田区体育館での旗揚げ戦。団体の命運を背負った猪木は、メインイベントでゴッチと対峙する。しかし結果は無情にも敗北。新団体のエースが初戦で屈するという衝撃的な結末は、ファンに強烈な印象を残した。

雪辱を誓った猪木は、10月4日、蔵前国技館でついにゴッチを破りリベンジを達成。“実力世界一”を掲げる世界ヘビー級王座を手にし、エースとしての威信を取り戻す。しかし、わずか6日後の大阪での再戦では、ゴッチが体固めで勝利し王座を奪還。

「10月15日大分県杵築市田主丸駅南植木市場・特設リング大会」このポスターには「猪木対ゴッチ」と大きく掲げられているが、この日の猪木は、木戸修とタッグを結成し、欧州技巧派コンビのレッド・ピンパネール、ウェイン・ブリッジ組と対戦。木戸が一本を奪う健闘を見せ、最後は猪木が勝負を決め、若手とともに団体の底力を示した。

 

旗揚げ間もない新日本プロレスにおいて、猪木とゴッチの攻防は団体の基盤を形作る重要なドラマであり、その戦いの連続こそが“闘魂”の歴史の原点であった。

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