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~研ぎ澄まされた感性・揺れ動く感情~
壮絶な駆け引き
「猪木、日本人ボクサーと 猛特訓!!」
ボクシング界にも「日本人としてアリを倒してほしい」と願う者がいた。元東洋フェザー級王者・金子繁治会長は、競技の垣根を越えて猪木を全面支援。打倒アリへの強力な援軍となった。
アントニオ猪木は新日本プロレス上野毛道場で、金子会長が連れてきた日本ヘビー級ボクサー・長岡俊彦を相手に、6オンスのグローブを着用して連日8~10ラウンドに及ぶ実戦スパーリングを敢行。ボクシング対プロレスという未知の戦いを想定し、本番さながらの猛特訓を積み重ねていった。
さらに猪木は、深夜特訓をも開始した。4オンスのボクシンググローブを取り付けた竹刀を若手選手が猛烈なスピードで突き出し、それを猪木がかわし続けるという奇想天外な特訓である。
すべては、世界最速ともいわれたアリのパンチへの反応を磨くため──。
猪木は常識にとらわれない発想で、世界最強との決戦の日へ向けて己を鍛え上げていた。
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