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世紀の一戦

​~猪木最大のチャンス~

「ついに激突! 運命の6ラウンド」

6ラウンドから10ラウンド(中盤)

試合中、猪木とアリが真正面から激しく打ち合った場面は、ごくわずかしかなかった。

その中でも6ラウンドの攻防は、この試合最大級のハイライトである。アリの鋭いパンチと猪木の果敢な攻撃が真正面から交錯し、場内の空気は一気に張り詰めた。一度はグラウンドに持ち込むことにも成功し、猪木にとっても、この試合最大のチャンスともいえる瞬間だった。

この決定的なシーンは翌日のスポーツ新聞各紙で大きく報じられ、その写真はポスターやパネル、関連商品などにも数多く使用され、猪木対アリ戦を象徴する一枚となった。

もし、このような激しい攻防が15ラウンドを通して何度も繰り広げられていたなら、この試合は当時から「歴史的な名勝負」と高く評価されていたかもしれない。

しかし、実際はこのような激しい攻防が続いたわけではない。両者は一歩踏み込めば勝敗が決まる極限の緊張感の中で戦っており、不用意な打ち合いは、そのまま敗北につながりかねなかった。

だからこそ、この一瞬の激しい交錯には、15ラウンドにわたる駆け引きと緊張感が凝縮されており、今なお猪木対アリ戦を象徴する歴史的名場面として語り継がれている。

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